DXアドバイザー検定を受験しました

資格

会社からの通達で、 DXアドバイザー「スペシャリスト」の資格取得が必達となったため、頑張って勉強し、見事合格できました。

合格結果

ただ強制されたわけではなく、学習講座を無料で受けられたり、一時金や受験料が支給されたりするなど至れり尽くせりのサポートがあったので根気よく受験勉強を進めることができました。

しかし、創設されてから間もないこの資格は、確立された勉強方法がまだ少ないのではないのでしょうか? できるだけお金をかけない勉強方法も(私は無料でしたが)合わせて紹介していきたいと思います。

DXアドバイザー検定とは?

一般社団法人 中小企業個人情報セキュリティー推進協会の検定制度です。要はDX(デジタルトランスフォーメーション)推進人材になるための資格です。試験対象となる知識・スキル領域は以下のとおりです。

  • 人材像イメージ
    ITを含めた広範なリテラシー(基礎知識)を有しデジタイゼーションを推進できる。
    その上で、デジタライゼーションに繋げるための実務的な知識の一部も保有している。
  • 試験対象となる領域
    「ITリテラシー」「DXリテラシー」「ビジネスアナリシス」「情報マネジメント(個人情報保護など)」の4つの領域から出題。ITパスポート試験などの分野から抜粋しリテラシーとして再構成したもの。

試験概要

受験日 通年実施(年末年始を除く)。受験者ご自身が予約した日時・テストセンターで受験していただきます。
試験の対象者 受験資格は特にありません
試験の範囲 1.ITリテラシー
2.DXリテラシー
3.ビジネスアナリシス
4.情報マネジメント(個人情報保護等)
試験時間 90分
合格基準 問題の正答率70%以上
受験料(税込み    10,000円
2023年10月現在

問題の構成

問題数は80問ですが、出題範囲がかなり広いです。DXアドバイザーになるにはそれだけ幅広い知識が必要ということなんでしょう。

公式サイトの問題の構成
公式サイトより

勉強方法

中小企業個人情報セキュリティー推進協会のサイトに学習教材・参考図書の情報が載っています。その中で、itecの学習教材である、「DXアドバイザー検定(スペシャリスト)」合格対策コースが会社のサポートで3ヶ月間無料で受講できたので、ひたすらこれで勉強しました。

カテゴリ Web学習教材 講義動画時間(累計) 確認テスト(Web採点)
ITリテラシー 電子Book(全9部) 32問
DXリテラシー 講義動画(全9本) 約95分 20問
ビジネスアナリシス 講義動画(全4本) 約72分 8問
情報マネジメント 講義動画(全9本) 約82分 20問

Web学習教材の構成

こちらの教材の電子BOOKや講義動画は、有料でも余裕で元が取れるぐらいボリュームがありました(私は無料でしたが)。出題範囲が広いので、各カテゴリーの参考書などを揃えたりするよりは、この教材をしっかり勉強するのが良いかもしれません。正直、この教材だけ勉強すれば合格できる可能性はグッと高まると思います。ちなみに、動画視聴と確認テストは3周ぐらいやりました。

それ以外の勉強方法として、ITリテラシーについては、ITパスポートの試験問題とよく似ているので、ITパスポート試験過去問道場で繰り返し過去問を解いて、最新のIT問題は、WebサイトやYouTubeで補完すればバッチリです。私の勉強期間は、実質試験日前の1ヶ月ぐらいで、隙間時間に動画を視聴したり過去問道場で問題を解いていました。

DXリテラシーは、DXの基礎知識に関してITパスポート試験過去問道場で出る問題と被るところがありますが、データサイエンスの基礎とAIの基礎は、問題の構成知識項目/キーワードを集中してネットやYouTubeで勉強するのが良いと思われます。

ビジネスアナリシスは、全カテゴリー中いちばんの難関であまりネットに情報がなく、無料で勉強するのは難しそうです(私は無料でしたが)。itecの学習教材でも、なかなか理解できませんでした。こちらもやはり問題の構成知識項目/キーワードを集中してネットやYouTubeで勉強するのが良いと思われます。下記のサイトも参考になるかもしれません。

 

情報マネジメントは、比較的無料で勉強しやすいです。その中の情報セキュリティに関しては、ITパスポート試験過去問道場で出る問題と被るところがありますし、個人情報保護法関連のサイトは充実していて、それらのサンプルの問題で勉強できます。2022年4月施行の改正個人情報保護法の内容をしっかり理解したいところです。

まとめ

あまり役に立つ情報ではなかったかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。タクトシステムでは、お客様が抱えている経営課題をDXにより解決してまいります。