ウェブデザイン技能検定3級を受検しました

資格

申込みするまでの道のり

このブログサイトを運営している私たちの会社は、Web制作も承っていますが、メインはDTP制作です。紙(印刷)の仕事が減り続けている昨今、もっとWeb関連のスキルアップも必要だな、ということで勉強を始めたのですが、何かしら勉強した結果が欲しくなり、とりあえず何か資格を取ろう!ということにしました。

じゃあ、何取る?ということになり、「Web 資格」と検索し、唯一の【国家資格】としてネームバリューのある「ウェブデザイン技能検定」に決めました。
権威に弱い私は、他と比べる間もなく即決です。

ウェブデザイン技能検定とは

これを読んでいる方はご存知だとは思いますが、詳しくは公式サイトをご確認ください。

受検前の学習レベルは、ProgateでHTML & CSSコースを中心にWeb関連のコースを数ヶ月勉強していましたが、実務経験や知識がほとんどないのでビビって3級を受検することにしました。

申込みしようと決心はしたものの、試験内容はもちろん、試験対策などいくつか他のサイトを確認してみないとな、ということで調べてみましたが、なぜかあまり情報がない。国家資格だぞ! 権威だぞ! と憤慨しつつも、とりあえず過去問やっとけばOK!みたいな記事をいくつか見つけたので、令和5年度 第3回 3級試験(試験日:2023年11月26日(日))の申込みと同時に過去問題集を買いました。

学科試験の勉強

Progateはやっていたので、すでにわかった気で過去問を解いてみたら3級なのにわりと難しい…。3級の学科試験は問題数が25問、70%以上で合格なので18問以上正解する必要があります。受検日の2ヶ月前からとりあえず公式サイトに掲載されている直近の3回分と過去問題集掲載の7回分の合わせて10回分を3周やってみました。問題数が少ないこともあり、2周目からはほぼ満点が取れたので、勉強を始めるのは1ヶ月前からでも大丈夫そうでした。

問題の傾向としては、GIFとPNG、JPEGの特性の違い、JIS X 8341-3のアクセシビリティ、色彩検定3級程度の色の知識、情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン、著作権、DNS関連、セキリュティ、個人情報の問題がほぼ毎回出題されていましたが、やはりhtml/cssの要素や属性、プロパティの問題が最も多かったです。
いくら簡単な試験とは言ってもhtml/cssをまったく勉強しないで試験に臨むのではなく、要素や属性、プロパティの知識はある程度必要だと思いました。
それでも過去問がそのまま出題されるので過去問対策が完璧ならそれだけで合格できそうな気はします。また、過去問題集は解答の解説があるので、これから受検に合わせてhtml/cssを覚えようとしてる人には知識の定着に役立ちますし、購入を検討してみてもよいと思いました。

実技試験の勉強

他のブログにも書かれていますが、毎回同じ問題が出ますw。もちろん細かな数値や名称は毎回微妙に変えてきていますが本質的には同じ問題です。過去問対策が完璧ならおそらく合格できるはずです。過去問題集にはサンプルデータや解答の解説もありますので、それで繰り返し練習可能です。というかリンクは貼りませんが出版社のサイトから誰でもダウンロードできてしまいます。

問題の傾向(毎回同じですが)としては、相対パスの理解や簡単なhtml/cssが書ければ難しくはないと思います。私は実技も3周、というか3回やってみました。問題は6問のうちから好きなものを5問選んで解答します。どれも同じような難易度なので、6問とも練習しました。試験時間内に終わるか心配な方やコーディングに自信のない方はコーディング量が多い6問目をパスした方がいいかもしれません。

試験当日

会場は、あるスクールの教室で席にはWindowsのデスクトップPCと15インチぐらいの小さなモニターのみ。おそらくどの会場でもWindowsで試験を受けることになると思うので、事前にWindows環境で試験指定のエディターの使用感を確かめておいた方が良いと思いました(私はほとんどMacしか使わないのでやっておいてよかった)。

試験時間は充分あるので学科も実技も途中退席する人がほとんど。実技試験は問題の内容が過去と同じかを真っ先に確認して、同じだったので安心して試験に臨めました。今回から全然違う問題になってたらだいぶ焦ったかもしれません。
また、問題用紙は持ち帰れるので、学科試験の問題用紙には解答した番号に丸をつけておいて、自己採点できるようにしました。

結果と次の高みへ

結果は、合格! 

合格通知

ほぼ未経験ということもあり気負いすぎて、早く勉強しすぎたし、やってみたらすぐに理解できたように難易度も高くなかったので、受ける意味があったかと言われると正直微妙ですが、今後2級を受けるために雰囲気をつかむにはちょうどよかったと思っています。

続編の、「ウェブデザイン技能検定2級を受検しました」もぜひご覧ください。