こんにちは! タクトシステムに2026年度新卒でコンテンツ部門の営業として入社しました、かたつむりです☘️
今回は、タイトルにもある通り「新卒営業と学ぶ印刷知識」シリーズの第2弾です!
前回の「新卒営業と学ぶ印刷知識① ~入社して初めて知ったこと~」では、専門用語やRGBとCMYKの違いなど、研修で学んだ印刷の基礎知識をご紹介しました。
まだ読んでいないという方は、ぜひ前編もあわせてご覧ください🔎
前編はこちら↓
はじめに
研修では、印刷や制作に関するたくさんの知識を教えていただきました。
初めて知る言葉や仕組みを覚えることに精一杯でしたが、実際に業務へ携わるようになると、「このために学んでいたんだ!」と感じる場面が少しずつ増えてきました。
研修では用語や仕組みとして学んだことが、制作物の品質やお客様とのやり取りへの理解につながっていることを実感しています。
今回は、そんな研修と実務を通して印象に残った3点についてご紹介します!
1. 印刷方式と紙の種類
最初にご紹介するのは印刷方式と紙の種類です。
まずは印刷方式についてご紹介します。
研修において、印刷にはオフセット印刷とオンデマンド印刷という2つの代表的な方式があることを学びました。
両者についてはざっくりと以下のような特徴があります。
印刷方式
版を作って印刷するため、大量印刷に適しており、高品質な仕上がりになることが特徴です。
版を作る初期費用は高いのですが、作ってしまえば印刷すればするほどお得になります。
版を作らず直接印刷するため、少部数や短納期の印刷に適しています。
また、一枚ごとに内容を変えられる「バリアブル(可変)印刷」が可能です。
用途や部数に応じて、それぞれの印刷方式が使い分けられています!

代表的な印刷方式は主にこの2種類ですが、ほかにも印刷方式は存在しています。
ロール紙を使い短時間で大量の印刷ができる輪転印刷や、様々な素材に対応可能なシルク印刷など。様々な印刷方式が存在しています。
私はこれまで、家庭用プリンターやコンビニにあるような複合機くらいしか見たことがなかったので、「印刷にも種類があるんだ!」というのが最初の印象でした。
印刷方式は部数や用途によって使い分けられていることを知り、とても驚きました😲
それぞれに得意・不得意があり、使い分けることでお客様のご要望に合わせた印刷物が実現できているのですね!
さて、次に紙の種類についてもご紹介します!
研修の際、紙の見本帳を見せていただいたのですが、その分厚い見本帳の1枚1枚が異なる紙であることに圧倒されました…。
紙の種類は挙げだしたらキリがないので、今回は大きく4種のくくりで解説します。
紙の種類
光沢があり写真やイラストの色を鮮やかに表現できます。
この光沢は紙をコーティングした後に機械に通した回数の多さでできるものだそう。
光沢を抑えた落ち着いた質感が特徴で、高級感を出すことができます。

コート紙・マット紙・上質紙の3種いずれにも属しない紙を特殊紙と総称しています。
さらに、特殊紙の中でもデザイン性や装飾性を重視したものを「ファンシーペーパー」と呼びます。
とってもたくさんの種類があってワクワクしちゃいます!✨

特殊紙を数多く取り扱う紙の専門商社として「竹尾」が有名です。
色や質感、模様まで本当にさまざまな紙を取り扱っており、サイトを見ているだけでもとても楽しいですよ!
ぜひ下記サイトから、お気に入りの紙を探してみてください🔎
紙にはさまざまな種類があり、それぞれ与えるイメージが異なります。
デザインだけでなく、どの紙を選ぶかによってもカタログやパンフレットの印象は大きく変わります。
そのため、用途や伝えたいイメージに合わせて紙を選ぶことも、印刷物づくりの大切なポイントです!
皆さんは紙の厚みを測る機械があるのはご存じでしょうか?
その名も「ダイヤルシックネスゲージ」と言います。なんだかかっこいい名前ですよね!
紙以外にも小物部品やゴムなどの厚さを測る際にも使用される機械です。
印刷に使う紙の厚みを測る、とっても重要な役割があります💁♀️

ベテランの先輩社員さんに使用しているところの写真を撮らせていただきました!
カタログやパンフレットなどは完成した見本誌をいただくことがあるのですが、
研修で紙の種類を教えていただいてからは、「これはコート紙かな?マット紙かな?」と、紙の種類を意識して見るようになりました🔎
実際に見比べてみると、光沢や手触りには違いがあるものの、紙だけを見て種類を見分けるのは意外と難しく、まだまだ勉強中です📚
2.本印刷の前の大切な確認「色校正」
次にご紹介するのは色校正についてです!
色校正とは、本番の印刷前に色味を確認するための「試し刷り」のことです。
色校正と一言でいっても、実は確認方法にはいくつか種類があります。用途や確認したい内容に応じて、主に次の3種類が使われます。
色校正
本番と同じ印刷機・インク・紙を使用する色校正です。
本番に最も近い仕上がりを確認することができます。
本番と同じ紙を使用して確認する色校正です。
印刷機は異なりますが、紙の質感や色の見え方を確認することができます。
インクジェットプリンターなどを用いて行う色校正です。
短時間で色味の目安を確認したい場合に行われます。

前回の記事でもご紹介しましたが、パソコンの画面で見えている色と紙に印刷された色は、どうしても見え方に違いが生じてしまいます。
そのため、お客様がイメージしている色で仕上がるかを事前に確認し、必要があれば調整してから本番の印刷へ進みます。
研修中に、色校正を行う案件へ携わる機会がありました。
お客様のご希望に近い特色を指定して色校正を行いましたが、印刷会社から届いた校正紙を確認すると、想像していたよりも明るい仕上がりに…。
やはりお客様のイメージとも少し異なっていたため、特色を見直してもう一度色校正を行うことになりました。
お客様の希望されるイメージに合わせるために、本番前に色を確認することの大切さを実感しました。
3.原稿整理
さて、最後は印刷物づくりを支える制作の工程「原稿整理」についてご紹介します!
原稿整理とは?
原稿整理とは、お客様からいただいた原稿や修正内容を整理し、制作現場の方で作業しやすい形にまとめる工程です。
一見地味な作業ですが、制作をスムーズに進めるための大切な役割があります。
一概に原稿整理と言っても、その作業は多岐にわたります。
タクトシステムでは、赤字原稿を制作側へ回す前に、例えばこんな点を確認しています。
・修正指示の意図が読み取れるか
・別紙(修正内容を補足した別の資料)や画像がそろっているか
・ページに抜けがないか

こうした確認を行い、「このまま制作へ進められる!」という状態に整えてから制作担当へ引き継ぎます。
実際作業をする中で以下のようなことが重要だと感じました。
・赤字の意図を読み取る力
お客様からいただいた赤字を正しく反映し、ご要望通りのものを作ることが私たちの仕事です。
そのため、文字だけでなく「どんな仕上がりをイメージされているのか」を考えながら赤字を確認することが大切になります。
お客様の意図を正確にくみ取る力は、原稿整理に欠かせないと感じました。
・情報を整理する力
赤字だけではなく、ページの抜けや支給されるデータの不足がないかなど、全体を通して確認します。
修正指示が1か所のみでも、ほかの箇所に影響する可能性があるため、全体を把握しながら慎重に作業を進めています。
「必要な情報は全部そろっているかな?」という視点は、原稿整理において欠かせないと感じました。
・わからないときは相談すること
まだまだ経験が浅いため、判断に迷う赤字に出会うこともたくさんあります。
そんなときは、経験豊富な周りの先輩方に相談しながら進めています。
一人で悩むよりも相談することで、お客様の意図や対応方法が見えてくることも多く、その積み重ねが学びにつながっています!

原稿整理は確認することがメインの仕事だと思っていましたが、実際はお客様と制作現場をつなぐ大切な役割がありました!
原稿整理では、修正内容を伝えるために校正記号を使う場面が多くあります。
校正記号は、誰が見ても同じ意味で修正内容を伝えられる制作現場の共通言語です。
お客様は校正記号で赤字を入れてくださることも多いため、営業としても理解しておくことが大切だと感じました。
校正記号について詳しく解説した弊社の記事もありますので、ぜひあわせてご覧ください!
最初は原稿整理でわからないことも多くあり、今でも赤字の解釈に悩むことがあります。
ですが、回数を重ねることでわかってきたこともあり、経験の積み重ねの大切さを実感しています。
まだまだ勉強中ですがお客様の赤字の意図を正しくくみ取り、制作現場へつなげられるよう心掛けていきたいと思います!
おわりに
今回は、印刷方式や紙の種類、色校正、原稿整理について、実務を通して学んだことをご紹介しました!
研修中は新しい知識を覚えることに精一杯でしたが、実際に業務へ携わるようになってからは、一つひとつの知識が実務の中でつながっていることを実感しています。
最近では商談に同席する機会も増え、お客様や制作担当者との会話に出てくる専門用語も少しずつ理解できるようになってきました。
まだまだ勉強中ですが、これからも知識と経験を積み重ねながら、お客様の想いを形にできる営業を目指していきたいと思います!

